この文書では、開発上よく発生するトラブルとその解決方法について説明します。
Contents
PCとPS Vitaの通信ができなくなった場合、次の確認と対処をおこなってください。
確認事項
- PCとPS Vitaが付属のUSBケーブルで正しく接続されてるか。
- PS Vita上でPSM DevAssistantが起動しているか。
- PS VitaのデバイスドライバがPCに正しくインストールされているか。
なお、デバイスドライバは以下の手順で確認できます。
- [コントロールパネル] - [デバイスマネージャ]を開きます。
- PSM DevAssistantを起動していない状態なら、[ポータブルデバイス]にPlayStation(R)Vitaが表示されます。
- PSM DevAssistantを起動している状態なら、[ポート(COMとLPT)]にPSM USB Debug(COM1~256)が表示されます。
対処
- PS VitaでPSM DevAssistantを終了させます。
- PCでPSM Studio、Publishing Utilityを終了させます。
- PCでPsmDevice.exeを終了させます。
- Ctrl+Shift+Escキーを押し、タスクマネージャを開きます。
- [プロセス]タブを選択します。
- [イメージ名]内のPsmDevice.exeを選択し、[プロセスの終了]をおこなってください。
開発用PCに複数のGTK#がインストールされていると、PSM Studioが起動しないことがあります。
PSM Studioの起動に失敗する場合、以下の事項について確認してください。
回避方法
- GTK# 2.12.25以外のGTK#をアンインストールし、C:/Program Files (x86)/SCE/PSM/software/gtk-sharp-2.12.25.msiに配置されているGTK# 2.12.25を再びインストールしてください。
- 環境変数PATHに記述されているGTK#へのパス C:/Program Files (x86)/GtkSharp/2.12/bin を以前のバージョンのパスより前に移動させてください。
例:
環境変数PATH修正前
C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Windows Live;C:\Program Files (x86)\GtkSharp\1.00\bin;C:\Program Files (x86)\GtkSharp\2.12\bin修正後
C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Windows Live;C:\Program Files (x86)\GtkSharp\2.12\bin;C:\Program Files (x86)\GtkSharp\1.00\bin;
PlayStation(R)Vita 上でのアプリケーションの実行に失敗した場合、以下のようなダイアログまたはエラーメッセージが表示されます。
- "An error has occurred. [16進数エラーコード]"
主に発生しうるエラーダイアログの内容を以下に記載します。
- "Failed to connect the network." ... ネットワーク接続が確立できず、SCEの認証サーバーへのアクセスに失敗した。
- "Failed the authentication to execute application. Please re-create a Device Seed and App Key using with PSM Studio or Publishing Utility." ... アプリケーションを実行する際の鍵の認証に失敗した。デバイスシード及びアプリ鍵の再作成が必要です。
PlayStation(R)Vitaでデバイスシードの作成に失敗する場合、以下の事項について確認してください。
- PlayStation(R)Vita用PSM DevAssistantがPS Vitaにインストール、および起動されていること。
上記を実行しても症状が改善しない場合、Windows タスクマネージャから以下のプロセスを一度終了して、再度実行してください。
- PsmDevice.exe
- PsmStudio.exe
- PublishingUtility.exe
アプリ鍵の作成に失敗する場合、以下の事項について確認してください。
- サーバーに登録されているパブリッシャ鍵と開発用PC上に配置しているパブリッシャ鍵が同一であること。
回避方法
Publishing Utility を用いて、パブリッシャ鍵を作成しなおしてください。
作成し直すことで、サーバーに登録されているパブリッシャ鍵も同時に更新されるため、 チームで同一のSony Entertainment Networkアカウントを使用している場合、作成しなおした鍵を再配布する必要があるので、ご注意ください。