最適化のヒント

この文書では最適化のヒントに関して説明します。

実機での正しいパフォーマンスを知るには

実機での正しいパフォーマンスを知るには次の設定でPSMアプリを実行してください。

  • Releaseモードでビルドする。
  • PSMアプリのデプロイ後、実機のDevAssistant のメニューからPSMアプリを立ち上げてください。( PSM Studioから起動すると、実機とPCの間で通信が行われるため、オーバーヘッドがかかります。)

最適化オプションの有効化

最適化オプションを有効にすると、処理速度の向上をはかることができます。

最適化オプションを有効にするには次の設定を行ってください。

  • [メニュー] - [Project] – [(project name) Options] – [Build] – [Compiler] – [Enable optimizations]にチェックをいれます。

    ./image/user_guide/optimization_check.png

    図1 最適化オプション

データをロードする時間の短縮

プロジェクトにデータファイルを登録すると、署名と暗号化を行う設定がファイルに対してデフォルトでなされます。

この「署名と暗号化」の設定から「平文」の設定に変更すると、ファイルのロード時に行われる復号と署名の処理が省略されて、処理時間が短縮されます。

ロード時間を短縮したい場合、平文の設定に変更することを検討してください。

なお「平文」の設定は次のように行います。

  1. ソリューションエクスプローラでファイルを右クリックし、[Properties] を選択します。
  2. [Properties]ウィンドウが表示されるので、その中の[Content Protection]を[SignedAndEncrypted]から[Plain]に変更します。
./image/user_guide/plain.png

図2 平文の設定