この文書では完成したPSMアプリをマスターパッケージとして作成する方法と、それを弊社に提出する方法について説明します。
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マスターパッケージとは、PSMアプリをPS Storeで配信するために必要なファイル群をひとまとめにしたファイルをいいます。
マスターパッケージは、単にマスターと略して呼ばれることがあります。
弊社には、このマスターパッケージ形式でPSMアプリを提出します。
マスターの作成と提出は以下の手順で行います。
- PSMアプリケーション開発ガイドラインを読み、PSMアプリに求められる要件をあらかじめ確認しておきます。
- PSMアプリを作成します。
- 作成したPSMアプリがPSMアプリケーション開発ガイドラインの条項を遵守しているか確認します。
- Publishing Utilityでアプリケーション情報 app.xml のMetaDataカテゴリを設定します。
- PSMアプリに対応するアプリ鍵を作成し、実機での動作を確認します。
- PSM Studioで、PSMアプリをマスターパッケージ形式でビルドします。
- マスターパッケージを弊社に提出します。
- DevPortalでPSMアプリおよびアプリ内課金の価格を設定します。
※ sample/Tutorial/Sample08_02 は、app.xmlにマスターパッケージを作成するための設定がなされています。マスターパッケージを作成するときの参考にしてください。
※ マスターパッケージは、パブリッシャライセンスを購入し、銀行口座情報の確認が完了してからでないと作成できません。
PSMアプリケーション開発ガイドライン(以下、ガイドライン)は、PSMアプリに求められる要件をまとめたドキュメントです。
PSMアプリをPS Storeで配信する場合、このガイドラインの条項を遵守する必要あります。
マスターの提出前にガイドラインの条項を満たしていることを確認の上、マスターを提出してください。
PSM SDK 1.xで作成されたタイトルがすでに販売されている場合、PSM SDK 2.xで作成した同じApplication IDのマスターパッケージは提出できません。 そのタイトルを更新したい場合、PSM SDK 1.xを使ってマスターパッケージを作成・提出してください。
また、PSM SDK 2.xで作成されたタイトルがすでに販売されている場合、PSM SDK 1.xで作成した同じApplication IDのマスターパッケージは提出できません。 そのタイトルを更新したい場合、PSM SDK 2.xを使ってマスターパッケージを作成・提出してください。
PSM SDKで作成されたタイトルがすでに販売されている場合、Unity for PSMで作成した同じApplication IDのマスターパッケージは提出できません。
Publishing Utilityでアプリケーション情報 app.xmlのMetaDataカテゴリを設定します。
Publishing Utilityの詳細は Publishing Utilityの使い方 を参照してください。
アプリケーション情報 app.xmlの設定が完了したら、マスターパッケージを作成します。
※1 マスターパッケージの作成前に、PSMアプリに対応するアプリ鍵を作成し、実機での動作を確認しておいてください。
※2 銀行口座の登録とその後のSCEによる手続きが完了するまで、マスターパッケージを作成することはできません。
マスターパッケージを作成するには、PSM Studioを起動し、ビルド設定で[Release]を選択し、 [メニュー] - [Project] - [Compose PSM Master Package]を選択します。
ビルドが成功すると、プロジェクトのbin/Release フォルダー内に、拡張子psmpの付いたマスターパッケージが作成されます。
注意 : マスターパッケージを提出する時、SENアカウントとパブリッシャ鍵はマスターパッケージ作成時に利用したものと同じものである必要があります。またPlayStation(R)StoreでPSMアプリの配信が開始されるまで、パブリッシャ鍵を更新しないよう注意してください。
マスターを提出するには、[メニュー] - [Project] - [Submit PSM Master Package]を選択します。ダイアログが表示されるので、指示に従って入力をおこなってください。
マスター提出が完了したら、DevPortalで以下の設定を行ってください。 https://psm.playstation.net
- 提出したPSMアプリの価格設定。
- アプリ内課金の価格設定。
- スクリーンショットの設定。
- バナーの設定。